なおちゃのつぶやき

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ダブルワークの人、確定申告で税金戻るかもよ

!!注意!!
この記事に書いているダブルワークの人とは、2カ所以上の事業所に勤務し
給与所得を受けていて、給与の源泉徴収票をもらった人のことを指します。

 


最近、ダブルワークを許可する企業が増えてきて、労働者側も
空いた時間や休日を利用して、他の企業で働く人も増えていますよね。

私、中小企業で給料計算や、年末調整の仕事をしているんですよ。
だから、ダブルワーカーさんを見ていて、ちょっと気なったことを
書いてみますね。

ダブルワーカーさんって、忙しい人が多いですよね。
「確定申告なんて、そんなことしてる暇ないよ」
なんて言われそうだけど、
この人、確定申告したら給与天引きされた所得税が戻ってくるのになぁ
っていう人もいるんですよ。

みんながみんな、そうだと言うわけではないですよ。
ちょっと気になった人は、勤務先の給与担当の人とか、税務署に訊ねて
みてください。
就労形態とか扶養親族、社会保険など、人によって違いがあるので……。

 

 

意外と勘違いしている源泉徴収

私、確定申告しなくていいんだよね?
だって、
⇒ 給料から所得税天引きされてるもん。
⇒ 会社から源泉徴収票もらったもん。
⇒ 源泉所得税額0(ゼロ)だけど、源泉徴収票もらったもん。

 

上記のセリフ。
だいたいの人はそういう認識ですよね。
コレ、半分当たっていて、半分は間違っているんです。

源泉徴収されている所得税額は、その事業所(会社)での給与に対する税額です。
個人のひと月の給与合計で算出される所得税額とは異なることがあります。

 

Aさんの場合(シングルワーカー)

・パート社員
・月給 60,000円
・毎月の源泉徴収税額 0円(甲欄)
・年末まで同条件で働いたときの、源泉徴収票の税額0円

「源泉所得税額0(ゼロ)だけど、源泉徴収票もらったから、確定申告しなくていいんでしょ?」

Aさんが、もし上記の発言をしたら、それ正解です。

 

Bさんの場合(ダブルワーカー)

・パート社員
・月給 20,000円
・毎月の源泉徴収税額 612円(乙欄)
・年末まで同条件で働いたときの、源泉徴収票の税額7,344円

Bさんは別の会社でも仕事をしています。
別の会社がメイン(本業)で、もし下記のような条件だったら
・パート社員
・月給 65,000円
・毎月の源泉徴収税額 0円(甲欄)
・年末まで同条件で働いたときの、源泉徴収票の税額0円

Bさんはこの年、
メインの会社で税額 0円の源泉徴収票をもらい(非課税)
サブの会社で税額7,344円の源泉徴収票をもらっています。(課税、納付済)

「会社から源泉徴収票もらったってことは、納税してる証拠だから、それでOKでしょ」

Bさんが、もし上記の発言をしたら、「それでいいの?」って思います。

ここで大事なことを言います。
もしBさんが確定申告をしたら、源泉徴収票の税額7,344円が還付されます。

 

給料を1社でもらうか、2社でもらうか

なぜBさんは、確定申告で源泉徴収税が還付されるのでしょう。

Bさんは、2カ所の会社で働いています。
メインの会社では月給65,000円で、源泉徴収税 0円です。
サブの会社では月給20,000円で、源泉徴収税612円。
月給が少ないのに税金取られてますよね。
不思議ですね。

 

www.nta.go.jp

なんのこっちゃ、って感じのお役所文書ですが、要は
月給に対して徴収する源泉徴収税額は、

  • 主たる給与の支払者(メイン)の場合は、税額表の「甲欄」
  • 従たる給与の支払者(サブ)の場合は、税額表の「乙欄」

を参照して算出してね、っていうことになっています。

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令和3年分 源泉徴収税額表|国税庁

 

源泉徴収税額一覧表で分かる通り、Bさんは
メインの会社では月給88,000円未満だから税額0円
サブの会社では月給に対して3.063%かけた金額が税額です。

ここがポイントです。
源泉徴収税額一覧表で見ると分かる通り、
月給が88,000円未満なら、源泉徴収税はかからないんです。

Bさんの月給合計は85,000円で、これが1社からの給料なら源泉徴収税 0円です。
別々の会社でそれぞれ給料をもらっているので、片方で税金が発生するんです。

 

源泉徴収税を確定申告して精算する

本当ならBさんの源泉徴収税額は0円なのに、別々の会社で働いているために
源泉徴収税が発生してます。
だから、
確定申告して月収85,000円での源泉徴収税 0円にしてもらう必要があります。

 

国税庁HPの下の方にちょろっと

なお、原則として従たる給与については年末調整できませんので、
所得者本人が確定申告することにより所得税及び復興特別所得税の精算を行う必要があります。

と書いてありますね。

 

ダブルワーク、トリプルワークしている人達って、
朝晩、いとわず働きずめという印象です。
だから、
「そんな暇ない」
とか
「めんどくさい」
とか
「税務署行きたくない」
とか
厄介なことから避けがちなんですよね。

 

一度、弊社パートのCさんに、この話をしたことがありました。
Cさんもダブルワーカーです。
そしたらね、

「別に税金、多く納めてしまってもいいよ。納税は義務だもの」

どっひゃ~~!!
こう言われたら、もうそれ以上の何も言えませんでした。

 

還付されないこともある

確定申告で還付されるケースを、分かりやすくするために、
月収88,000円未満の場合を例にして話しました。
88,000円以上の人でも、ダブルワークしている人は、
もしかしたら、還付されるかもしれません。
その辺は、個人個人で条件が違うので、会社の給与担当者に聞くとか、
税務署で訊ねてみてください。

 

最後になんですけどね……、
こんなことを言うのもアレですけどね……、
確定申告することで逆に税金を払うこともありますよ。
確定申告は、あくまでも所得税の精算をする行為なので。

 

悪しからず ^^;